NP版「ファミコン探偵倶楽部 うしろに立つ少女」開発者インタビュー from サテラビュー マガジン 【ゲーム虎の穴(通称:虎マガ)】 虎:虎マガ編集部
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虎 | まず最初に遊んだ時、「DISK SYSTEM」 の画面が出たのには驚きました(笑)! 懐かしいというか…。 |
坂 |
特に深い意味はありませんが、「変化」 を表現したつもり。ディスク版ユー ザーがニヤッとしてくれれば・・・。 |
虎 |
SFCへの移植にあたって、特に 気をつかった点は? |
坂 |
基本的にディスク版と同じものを 作ろうと思って始めたんですが、 SFCでと言うより、ニンテンド ウパワーで、という意識の方が強 かった。ファミ探はそもそもハヤ リのマルチシナリオじゃないし、 |
坂 |
システムも馬鹿がつくほど正直に オーソドックスなモノにしました。 伝えたいことや感じてもらいたい ことは、どんなメディアでもいい んですが、それをすんなり受け入 れてもらえる環境に投げ込まない と、やれ古いだの単なる焼き直し だのと雑音が大きくなってしまう。 |
坂 |
そういう意味で、ニンテンドウパ ワーに…という話をいただいた時 ここならOKかな?と思った気持 ちを素直に実現したというのが現 状ですね。言い換えれば、気を遣 ったと言うよりも、気を遣わない ことに決めたということに神経を すり減らしたような感じです。 |
虎 |
グラフィックもずいぶん変わりま したね。シリアス調になったと言 うか…。 |
坂 |
私の方からイメージをクドイほど 伝え、デザイナーの方で具体化し てもらいました。背景はほぼ全部、 モデリングしたCGデータを落と したものです。 |
虎 |
キャラクターの表情もとても豊か になりましたね。事件解決の手が かりになりそうなくらい(笑)! |
坂 |
どうでしょう??登場人物のその 場のリアクションを読みとり「こ うなんじゃないかな?」と思う事 が手がかりなのかどうかは良く分 かりません。 |
虎 |
確かストーリー的に、ファミ探II は、"I"より前の設定でしたよ ね。ということは・・・"I"も そのうち出るってことですか? |
坂 |
まず、今回の結果(反響)を見ない となんとも言えないですね。 |
虎 |
反響は大きいでしょう(確)! だってこのゲームスゴイもん(笑)。 |
虎 |
64での新作を期待している人は 多いですよ。 |
坂 |
う〜ん、コメントは難しいです。 しかも新規モノとなると開発にか かる時間などリメイクの比ではな いですし、簡単に返事することは できないですね、決してやりたく ないとかはないんですが・・・。 |
虎 |
最後に、今回の書き換え版でディ スク版からの変更点、新要素の追 加などをまとめて教えてください。 |
坂 |
基本的に同じですが、細かい部分 で色々と変わっています。まず、 メモが面やあらすじシステムが新 しく加わりました。言葉、表情な ども強化してます。 |
坂 |
あと、いろんなシーンをビジュア ライズしたことが大きいかもしれ ません。ファミ探は、「怖いゲー ム」と言われ続けてきましたが、 それは、ディスク版をプレイした 方々がイメージの中で恐怖を増幅 させていった結果だと考えていま す。アノ時代アレをやったことが |
坂 |
怖かったんだと思います。これが 今回どういう形の反応があるかが、 ちょっと楽しみです。元々この作 品での「恐怖」というものは、全 体の味を整えて彩りを添えるメイ ンの調味料みたいなものですので。 |
虎 |
お忙しいところありがとうござい ました。次回作も頑張って下さい。 |